経時・12 「顎」

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鹿の下顎骨。
筋突起は残っているがその先に続く関節突起は失われている。
が、草食獣らしい細く繊細な骨形態という印象を持つには
充分なカタチをとどめている。

咀嚼筋の起始点と思われる切痕のようなスジがいくつか見られる。
おそらく臼歯で葉の線維などが良く咀嚼できるような
下顎運動に適した筋の構成になっていたのだろう。
動物の解剖は全く解らないが、そうやって推測するのは
意外と面白いものだ。

この周囲には脊椎やその他の骨も散見された。
自然死なのか熊に襲われて死んだのか。
いずれにしても死して他の生命の糧となり命は受け継がれて
いったのだろう。
by akky-0224 | 2005-12-19 14:51 | 経時
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