マイケル・マンとマイアミバイス

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今日、「マイアミ・バイス」をみてきた
テレビシリーズからのオールド・ファンである人は
分ると思うが期待がすごく大きい反面、心配も。

全然、違ったらどうしよう。
つまらなかったらどうしよう。

僕の結論は、マイケル・マンの表したかったであろう「無常」は
テレビシリーズ同様、映画でも健在であったことを確認できた、ということ。

すごく良かった。
つーか、シビレた^^;


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ドン・ジョンソン演じたジェイムズ・ソニー・クロケットは
コリン・ファレル
フィリップ・マイケル・トーマスのリカルド・タブスは
ジェイミー・フォックス。
テレビではタブスの吹き替えを尾藤イサオがやっていて良い味を
出していたものだ。

ネットで事前に映画評をいくつか見ていた。
「バイス・ファンだったら、楽しめる、かも知れない」
「音楽がよくない」
「テレビのバイスとは別物」
「5段階評価で2」
「ソニーとイザベラの恋愛エピソードは不要」
どっちかと言うとネガティブ評が多数。結構心配した。


実は映画の封切を楽しみに待ったのは生まれてこの方
この映画がはじめて。
多分、今後も含めて。

館内はウィークデイの午前と言うこともあり観客は全部で9名。
以前、自分たち以外は誰もいない「貸切」を
ジョン・トラボルタの「ドメスティック・フィアー」で
経験しているがそれ以来の不入り。
「ドメスティック・フィアー」も面白かったけど。

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                        女刑事、ジーナ。カッコいい


さて
最初にも書いたとおり、当時のTVシリーズでも製作・総指揮をしていた
マイケル・マンが監督だから所謂バイスの雰囲気は正統に受け継がれている。
ジートもスワイテクも冗談一つ飛ばさず、台詞もほとんどない。
トゥルーディとジーナも役柄は随分違う。
主任のキャステロも観てくれからして全く別人。

でも、相棒同士、同僚同士、部下と上司のゆるぎない信頼関係で
繋がっている様子は少ない台詞・場面からもよく描かれている。
強かだけど正義感も強い。そんなバイスのデカたちも以前のまま。
TVシリーズをよりシリアスにしてシェイプアップしたという印象。

エピソードや台詞にも見覚え・聞き覚えのあるものがいくつか。
オールド・ファンへのサービスだろう。
深夜の荒涼とした複数車線の高速道路、南米の麻薬組織の描き方、
本職の警官を監修にして訓練された銃や武器の扱いなども個人的に
好きなシーンも多い。

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                             薄幸のヒロイン、イザベラ

びっくりしたのはガンファイトのシーンのリアルな音。
ものすごく迫力があった。
全編を通して何故かすごく緊張してみていた。
発砲や兆弾の効果音が凄いせいもあるかもしれないけど
一つ一つのシーンが短くて緊迫感とテンポをもって
進んでいくストーリーに巻き込まれて
映画に入り込んでしまったのかもしれない。
それとは別だけど、アウトフォーカスでのアップという映し方も面白かったかも。

終盤のソニーとイザベラのシーンも良かった。
なぜか「ハバナ」のラストを思い出した。
by akky-0224 | 2006-09-07 17:42 | 雑談
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